天然岩絵の具(顔料)24セット

販売価格 28,000円(内税)
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<天然岩絵の具(顔料)24セット>
ーMineral Paintー

加工:中国

東洋の顔料,または日本画の絵具として天然鉱物を粉末にし精製・乾燥させた岩絵の具は、大陸から7世紀ころ高麗の僧(どんちょう)が日本に伝えたとされます。
スペイン北部にあるアルタミナ洞窟壁画(約18000~10000年前)は人類最初の岩絵の具の絵とされ、おもに赤、茶、黒の色土が使われています。のちに人々は(土)から(石)にそして有機顔料に進化したのです。
日本最初の絵は北九州の竪穴古墳にみられ、赤色はレット・ジャスパーで酸化鉄成分の「弁柄」を、青色はラピスラズリで「群青」を、緑色はマラカイトで「緑青」を、白色は風化させた貝殻で「胡粉」を、他にもアジュライトや鉄マンガン、辰砂、鉛丹等の天然鉱物が使われています。
今から1300~1500年前の高松塚古墳でも日本には無い鉱物が沢山使われています。シルクロードや中国を通って来た名の由来が「胡粉」の胡はペルシャ(現在のイラン)であり、弁柄はインド・ベンガル地方が産地の名が日本名になったのを見れば理解できます。
日本画ではその岩絵の具を皿にのせ「ニカワ」を混ぜ水を加えて調節して使われます。最近では天然の岩絵の具に代わり人工的に加工した新岩絵の具が主流となりつつあり、天然岩絵の具はとても貴重なものとなりました。

24色箱サイズ:315x120x30

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